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笹幸恵
2020.4.23 17:55日々の出来事

ほっといてくれ!!!

自粛要請が厳しく細分化してきている。
昨日のニュースでは、さらなる行動の見直しが
報じられていた。NHKで出ていた
「人との接触を8割減らす、10のポイント」
というパネルを見て、あまりに腹立たしく、
同時にゾッとした。

(1)ビデオ通話でオンライン帰省
(2)スーパーは、1人、または少人数ですいている時間に
(3)ジョギングは少人数で公園はすいた時間、場所を選ぶ
(4)待てる買い物は通販で
(5)飲み会はオンラインで
(6)診療は遠隔診療
(7)筋トレやヨガは自宅で動画を活用
(8)飲食は持ち帰り、宅配も
(9)仕事は在宅勤務
(10)会話はマスクをつけて

もちろん、すべては感染防止のため。
だけど、帰省するかどうかや、
スーパーでの買い物やジョギングの人数、時間帯まで「要請」する。
いちいちいちいち・・・もーーほっといてくれッ!!!!
と叫びたくなる。
待てる買い物は通販?
もうすでに都内はそうなっていて、うちの近くでは
買い物するとこなんかどこにもありゃしません。
飲み会っていうけど、うちの周りじゃ
昼間のカフェすらないありさまですよ。

いくら「要請」だといっても、
自粛しない店舗は公表するとか、
メディアがつかまえてインタビューするとか、
まるで公開処刑だ。
要請という名の強制である。
こうして総動員体制ができあがり、
締め付けはますますきつくなっていく。

ジョージ・オーウェル『一九八四年』も思い出す。
完全なる管理社会。いつでもどこでも監視され、
寝言や微妙な表情までしっかりチェックされる。
うっかり家族みんなでスーパー行ったら抹殺される。
ひとり当たりに配分された10分間で買い物を済ませられなかったら
周囲から激しく糾弾される。
そんな日はすぐそこかもしれない。

と思ったら、都知事がスーパーに行くのを
3日に1度にするように、だって。
回数まで要請(という名の強制)してくるのか。
余計なお世話じゃ!
本当に腹立たしい。
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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